ピエタ


ゆっくり、じっくり丁寧に読みました。
素敵な物語でした。
作曲家ヴィヴァルディとベネツィアの孤児院ピエタの史実に基づいて書かれたお話だそうです。
この方の本を読むのは初めてでしたが、初めは小川洋子さんの雰囲気にすこ〜し似ているなぁと思いました。
ミステリーでも、ファンタジーでも、ラブロマンスでもないのですが、凛とした感じで、音楽と風景が見えるような読後感です。
最後の「喜びはここにある。」という結びのいさぎよい終わり方も、すごく素敵でした。
装丁も雰囲気に合っていて印象的ですね。
とてもいい本に巡り会えて「ありがとう」という気持ちです。