アンの青春

残り全部バケーション

短いドラマか映画を観ているような 軽くて、粋なお話でした。 さーっと読めて、爽やかな読後感です。 ゴールデンスランバーとかとは、 ちょっと違う路線の伊坂さんですね。

赤毛のアン

友達に勧められて、初めて朝の連続テレビ小説を見ました。 赤毛のアンのシリーズは、学生の頃に好きで読破していましたが テレビを見たら、読み返したくなって、図書館で探しました。 しかし、案の定、同じような方がたくさんいらっしゃるようで 村岡花子訳…

噂の女

作者が、私と同じ岐阜出身の方なので なじみのある地名と方言が続出で、 とても身近に感じられる話でした。 全話が、ひとりの女性を各方面から見て書いてあって、 なるほど!と感じられる面白さ。 怖ーい、すごーい、したたかな女性 糸井美幸さんの軽妙な楽…

調律師

本当に、「共感覚」という能力を持った人がいるのでしょうか? ドラマでもみているような話の展開だなあと思って読んでいたら 途中で震災になって、雰囲気がガラッと変わってびっくりしました。 あとがきを読んだら、仙台出身の作者が、本を書いている途中で…

これは王国のかぎ

初期の荻原さんの作品ですね。 何回も手に取っていたのに、読めずにいました。 設定がちても斬新で、「アラジンと魔法のランプ」を イメージする感じです。

海賊とよばれた男 上

出光興産の創業者の方をモデルにしたお話だそうですね。 信念のある、こんな素晴らしい人に出会えて その人を上司として、全幅の信頼を寄せて 仕事ができて、生きていけたら本当に幸せだろうなと思いました。 揺るぎない信念を持った人、こんな人の下で 私も…

春、戻る

この作品も瀬尾まいこさんらしい雰囲気です。 元教員だった主人公が出てきますが、 瀬尾さんご本人もそうですよね。 そして、適齢期の女性もそうかな? 今回もほんわか、足が地に着いた 安心して読めるお話でした。

風神秘抄

実は、まだ途中です。 読み終えていませんが、あまりに面白く素敵な話なので 楽しくて楽しくて、アップしました。 分厚い本ですが、それが嬉しくて、 「まだまだ、楽しめるぞ!」 みたいな喜びを感じています。 歴史には疎いので、今ひとつ理解に時間がかか…

アヴェ・マリアのヴァイオリン

今年の夏の高校の課題図書です。 このところ、タイミングが悪くて、 中々ゆっくり図書館に行けず、 意気込んで行ったら、金曜日なのに休館日だったり・・・。 でも、読みたい本が手元に無いのは、恐ろしく寂しいので、 仕事の後、あと閉館まで10分という情…

沈黙の町で

直木賞の「空中ブランコ」系のような、ノリの良さは全くなく、ひたすらリアルに中学生のいじめなどのテーマ問題に取り組んだサスペンスでした。 考えさせられる部分が多いお話でした。 色々な人の視点から書いてあるので、事件はひとつなんだけど、単純なも…

水の精霊 第1部 幻の民

これは、単なるファンタジーではない気がします。 すごく惹かれる話です。 ちょうど四万十川が最高気温を記録して、 ニュースになった頃から読み始めました。 テレビでも取り上げられてて、紀行番組も偶然見ました。 絶対四万十川に行ってみたいです。 セゴ…

命の後で咲いた花

この方の本は、今回図書館の新刊紹介のコーナーで見つけて 初めて読みました。 実は、最初に開いた「あとがき」が、 すごく面白かったので借りました。 シリーズで色々出してみえるようですね。お話の内容は、表紙の絵や題名のイメージとは少し違って、 私に…

何者

予約していた本がやっと手に入りました。 同じ年頃の息子がいて、同じような生活をしているので、会話も行動もすごくリアルに想像できて(出来すぎて)、読後の最初の感想は、「痛いなあ〜・・・。なんか、痛すぎる感じ・・・。」 傷つきやすい年頃の若者が…

ことり

以前読んだ、この作者の「猫を抱いて象と泳ぐ」を思い出しました。 最初から、最後まで、静謐な世界。 耳を澄まして、小鳥の声を聞く日々。 揺らぐことなく、変わらないスタンスの生活と行動の兄弟。 こうやって雑念や邪念や迷い無く、生きていけるかなぁ・…

カッシアの物語

結構手応えのある分厚い本でした。 不思議な近未来が設定のお話。 管理された食べ物、仕事、生活。 そして、決められた寿命、決められた結婚相手。 読書の自由も無いところは、一瞬「図書館戦争」を彷彿させる部分がありましたが、私たちの未来がああいった…

神去なあなあ夜話

このお話の前作の「なあなあ日常」が、とても面白く新鮮だったので 期待して、図書館に予約してゲットしました。 前半は、ちょっと盛り上がりに欠けて、少しがっかりしてしまいましたが、後半は心温まる感じでいい終わり方でした。「自分が死んだあとも、そ…

おれたちの青空

この作者の本は、「ぼくたちは大人になる」「とうさんは、大丈夫」「おれのおばさん」「生活の設計」など何冊か読みました。 心の痛い部分や、社会の歪んだひずみなどから、目をそらすことなく真摯に向き合った内容の本が多いと思います。 北海道に行ったら…

プリズム

最近この作者が書かれた「海賊とよばれた男」という本が人気のようですね。 実在の人物を書かれたとか? 予約してみようかなあ・・・と思っていたら、この本が図書館にあったので、借りてみました。 実は、夕べ2時半頃までかかって、一気に読んでしまいまし…

タラ・ダンカン

またまた、子ども向けファンタジーです。 作者はフランス人で、このシリーズはフランスでは、ハリーポッターに次ぐ人気だったこともあるようですよ。 これを、読破しようと思ったら、9巻まであるそうです。 さてさて、どうしようかな? 上下巻あるようだし…

RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと

シリーズ終わってしまいました! 穏やかで、ほのぼのとしたエンディングでした。 深行くんみたいな男の子がいたら、惚れちゃうだろうな・・・ と思います。 荻原さん、また素敵なファンタジー書いてくださいね。 楽しみにしています。

くちびるに歌を

驚きました! 作者の中田永一さんて、乙一さんだったんですね! 別名、山白朝子さんでもあるとか!! 読み終わって、この人の本をたしか他にも読んだことあるよね?と思って検索したら、「乙一」って出てきてびっくりしました。 私の知っている『きみにしか…

もういちど生まれる

「何者」が、まだまだ読めそうにないので、前に借りたのに、途中で返してしまった本を再び借りました。 若者が、キラキラと輝く青春の日々を、等身大の目線で、悩んだり迷ったりしながら過ごしている日常を感じます。 背伸びしない、新鮮な表現に、いつもキ…

オン・ザ・ライン

2012年の高校の課題図書です。 始まりは、ひたすら爽やかな高校生のスポーツの物語でしたが、 途中から、突然驚く展開でした。認知症の始まった、格調高いおじいさんが、 漢文や、名言、英語の名言と、人生の真髄のようなことを教えてくれます。 *「大…

我が家の問題

地元岐阜出身の作家、直木賞の「空中ブランコ」以来色々読んでます。 この方の作品は、いつもすごくリアルに、まるでドラマを観てるように頭の中にお話のイメージが湧く感じがします。「読むドラマ」という気がします。今回の短編集のなかでは、「夫とUFO」…

僕らのごはんは明日で待ってる

久しぶりの図書館で、ほんわり優しくて切ない、大好きな瀬尾まいこさんの去年出版された本を見つけたので、早速借りて読みました。 最後の方で悲しい展開でしたが、やっぱり瀬尾まいこさん、悲しいけど希望が感じられるエンディングでした。 不器用な葉山君…

十二国記

去年の秋以来、十二国記の長い旅をしてきました。 笑 やっと読破!しっかり楽しませていただきました。 すごくスケールの大きな世界で、作者の頭の中のイメージの大きさ、細かさに感服します。 言葉も成り立ちも独特な世界観ですね。 シリーズ全部を読んだ最…

東の海神 西の滄海

前巻ほどの読みやすさは無かったです。 国王、尚隆のひょうひょうとした態度だけど 実は真髄を見抜いている人柄が魅力的でした。 順にたくさんの国と国王が出てくるので こんがらかってしまいそうです。この先、大丈夫かなあ‥‥。 次の巻では、最初の陽子がま…

風の海 迷宮の岸 (上・下)

[ とても読みやすかったです。 登場人物が全部魅力的なキャラクター設定でした。 愛おしい泰麒をはじめとして、女仙、驍宗、景麒、汕子もみんな それぞれに魅力的です。 前巻のような、ものものしさも無く、ひたすら楽しく読みました。 次巻「東の海神…」が…

月の影 影の海 (上・下)

シリーズ長編の十二国記に挑戦です。 前に小学校の図書の仕事をしていた時に、若い国語の先生がすごく熱く語られた記憶があって、いつか読んでみたいと思っていました。 読み始めてみると、確かに引きつけるものはあって面白いのですが、就寝前に読む習慣の…