2013-07-04 ことり 本 以前読んだ、この作者の「猫を抱いて象と泳ぐ」を思い出しました。 最初から、最後まで、静謐な世界。 耳を澄まして、小鳥の声を聞く日々。 揺らぐことなく、変わらないスタンスの生活と行動の兄弟。 こうやって雑念や邪念や迷い無く、生きていけるかなぁ・・・。 いくつになっても、迷いと邪念ばかりの自分なので ある意味、うらやましく感じたりします。静かなお話のなかで、作者の細部に行き渡った研ぎ澄まされた表現力が見事 ですね。